韓流四天王と呼ばれた男たちを語る

近年の状況

韓流四天王の一角として

日本では『韓流四天王』の一角として活躍したイ・ビョンホンですが、彼の魅力とは何かを考える。韓国の俳優、というよりは日本も例外ではありませんが、『高身長で容姿端麗』であればあるほど人気が出ます。これに加えて演技もうまく、更には多方面で活躍できるマルチな才能もあれば尚の事だ。日本的にはジャニーズ系のアイドルを連想してくれればいいでしょう。イ・ビョンホンも広義的な意味合いでみれば『アイドル』に含まれている。ここでいうアイドルとは『偶像』であり、彼の人気もまた偶像として祭り上げられ、ファンによりそれは神格を帯びていったことで不動の人気とした。

韓国国内でも人気ですが、日本ではそうした部分までが本当に愛される要因だったかは一概には言えません。単純にアジア系統でそこらの日本人よりも格好がいいから好きだった、そう答える人がいても不思議な話ではありません。それを悪いこととはいいません、芸能人と呼ばれる人たちはそうしたファンから見た認識と自己認識との差が乖離している事実に苦悩する生き物だ。それを承知していなければ、長く生きていくことは出来ません。

前置きが長くなりましたが、イ・ビョンホンについては日本に出てきた時からしか知らない、という人もいると思う。そこでここでは彼が韓国国内でどのように呼ばれていたのかを紹介していこう。実のところ演劇方面において、『千の顔を持つ俳優』とまで呼ばれている。それに至った経緯も含めて話をしていきます。

千の顔とまで呼ばれるまで

彼が本格的に芸能活動を始めたのは大学生の頃、身長を活かしてのモデルが原点となっています。そうして細々と活動していた中で、母の友人が持ち込んだオーディションを受けたことで俳優を薦められるとともに、韓国放送公社(KBS)公開採用の第14期生として入所、その後トップの成績で研修を終えて俳優デビューを飾っている。年齢的な事を考えると、気になってくるのが韓国では成人した男子に求められている『徴兵制』についてだ。最近では芸能兵士と呼ばれていた枠が廃止され、きちんと兵役を収めなくてはいけなくなったなどの動きがある中で、中には特別な事情を考慮されて兵役を免除、あるいは短縮といった措置を実施されるケースもあります。イ・ビョンホンも措置を適用した一例で、彼の場合は既に父が他界して母と彼の妹を養う義務が生じていたこともあって、わずか半年足らずで軍務でのお勤めを終えていた。

背景的には問題ありませんでした、こうした問題を抱えているだけで人気に陰りをもたらしてしまいます。そんな不安要素に悩まされることはなくなり、イ・ビョンホンの俳優人生は順風満帆だった。本格的なデビューを果たした1991年から目覚ましい活躍をしていきます。現在でも彼については『90年代最も活躍した青春スター』とまで呼ばれるほどの人気を獲得した。

その後も勢力的に活躍していく中で、2005年に主演した『甘い人生』をきっかけにハリウッドとの繋がりを獲得し、作品ごとのキャラクターを見事に演じきることから上述の異名を得るまでに至ります。そしてこの映画をきっかけにして、韓国国内だけでなく国外でも活躍できる俳優として躍進していくのだった。

初めての試みを

さて、そんなイ・ビョンホンが実は90年代に当時は画期的かつ斬新で、今までになかった発想で行ったちょっとした偉業があります。今では珍しい話ではない、歌手のMVに俳優が出演するということ、なんと1998年に彼がその出演を試みていたのです。その頃の日本でもMVは頻繁に制作されていましたが、俳優が出演するようなケースは皆無で、後年になってからだ。

実際に出演したそのMVはプロモーションのために制作されただけと言う割には映画のような迫力あるストーリー性もあって、楽曲はもちろんMVも爆発的な人気を獲得していったのです。これがきっかけになったのかどうかは定かではありませんが、日本にも影響を及ぼすようにMVに俳優が出演するのが当たり前になっていく時代が到来した。始まったばかりの頃は人気でしたが、今となっては当たり前になりすぎて珍しさは無くなってしまった分だけ、イ・ビョンホンの活躍を語る上で忘れてはならない代名詞と言っていいでしょう。

ハリウッドへ

イ・ビョンホンは現在では国際的に活躍する俳優として、現在ではハリウッドを拠点として俳優活動を行っている。本格的に活動開始となったのは2007年に連れ添っていたマネージャーとともに独立を果たし、多くの俳優たちをサポートしつつも自身の役者として腕を磨き続けていきました。そして2009年にはハリウッドデビューとして『G.I.ジョー 』に出演し、韓国のみならず世界の映画市場に殴り込みをかけたのです。

こうした活躍から見てわかるように、韓流四天王などと日本でも人気を集めたイ・ビョンホンの活躍は目覚ましい。単純に凄いと思わせるところもそうですが、そういう意味では役者として『本物』と言って良いのかもしれません。今後の活躍にも期待したいところだ。

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